OSの役割

ITの基礎

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OSとは

OS(Operating System)とは、アプリケーションとハードウェアの間で処理を仲介するソフトウェアである。
パソコン向けのOSとしては、Windows、macOSが広く利用されている。
LinuxやFreeBSDは、特にネットワーク関連では広く利用されている。これらのOSの特徴はオープンソースソフトウェア(OSS)であること。

Linuxとは

世界で最も普及している、オープンソースのオペレーティングシステム(OS)。
いわゆるUNIX系OSの一つで、主に業務用コンピュータシステムやデジタル家電、携帯端末などで利用されている。

IT用語辞典e-Wordsより

FreeBSDとは

BSDの流れをくむオープンソースのUNIX系OSの一つ。パソコンをはじめ様々な機種に移植されており、フリーのUNIX系OSの中ではLinuxに次いで人気が高い。

IT用語辞典e-Wordsより

オープンソースソフトウェア(OSS)とは

オープンソースソフトウェアは、エンドユーザーが合法的にソースコードを取得できる特定の種類のライセンスを通じてリリースされます。このようなライセンスは多数ありますが、一般に、ソフトウェアは次の場合にオープンソースと見なされます。

追加のコストをかけずにソースコードを取得できる
つまり、ユーザーはソフトウェアを構成するコードを表示し、思い通りに変更を加えることができる。
ソースコードを他の新しいソフトウェアに転用できる
つまり、誰でもソースコードを取得して、そこから独自のプログラムを配布できる。

Red HatのWebサイト

オープンソースソフトウェアは、転用できるので、「有料で販売できる
他には「著作権はある」という特徴がある。
これは、「再配布のルール」を決めるために著作権が作者に帰属するもの。
「再配布のルール」のなかに「配布先となる個人やグループを制限してはいけない」などがある。
こういったルールを設けることで、オープンソースソフトウェアを「多くの開発者に改良してもらい、発展させていく」という趣旨から外れないようにしている。

他にも、iPhone向けのiOSや様々なスマートフォンに搭載されているAndroidもOSの一種である。

マルチタスク

OSには様々な機能が搭載されている。ITパスポート試験では、「マルチタスク」というOSの機能が頻出となっている。

マルチタスクとは、複数のプロセスを頻繫にすばやく切り替えることによって、それらのプロセスがあたかも同時に処理されているかのようにみせる機能である。

マルチタスク

ポイントは、「あたかも同時に処理されているかのようにみせる」である。
実際には、同時に処理されているわけではない

パソコンは複数のプロセスを同時に処理できるわけではなく、一つのCPUは、一度に1つのプロセスしか実行できない。

かと言って、一つのプロセスが処理を完了するまで他のプロセスを待たせておく(シングルタスク)のでは、処理完了までに時間のかかるプロセスになると、他のプロセスが長時間待たされることになってしまう。

こういった問題を解決するためのOSの機能が「マルチタスク」なのである。

マルチタスクでは、見かけ上、複数のアプリケーションを同時に立ち上げて作業できる。

マルチタスクは、このようにOSがCPUを操作することによって実現している。

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