本ブログでは、以前にWindowsにWSLをセットアップしてLinux(Ubuntu)をインストールした。↓
C言語をWindows10パソコンにインストールしよう
今回ご紹介するのは、「Windowsが稼働しているパソコンにUbuntuそのものをインストールする」である。
(ご注意)
この操作を行う前には、パソコンは必ずバックアップしていただきたい。Windowsのアップグレードのようにデータの引き継ぎがない。別のOS(Ubuntu)がインストールされ、前のデータはすべて消去される。筆者のPC環境では、後述のとおり、Windows環境を維持するため、SSDを入れ替えてインストールした。
また、すべてのパソコンでの動作を保証するものではない。あくまでも筆者のパソコン環境で試したものである。インストール作業される場合には、自己責任でお願いしたい。
Windows11を実行するための最小システム要件を満たしていません
筆者のノートパソコンでは、Windows10が稼働しているが、「Windows Update」の画面に、以下のようなメッセージが出ている。
「このPCは現在、Windows11を実行するための最小システム要件を満たしていません」
こうなると、いつの日かMicrosoftがWindows10のサポートを打ち切る日が来る前には、パソコンの買い替えが視野に入ってくるが、ここでひとつの選択肢がある。
それが、「Linuxをインストールする」という選択肢である。
Windows10が稼働しているパソコンなら最新のLinuxディストリビューションが使える可能性が極めて高い。
Linuxには様々なディストリビューションがあるが、今回は、「Ubuntu」をインストールする。
なお、筆者のノートパソコンのスペックは以下の通りである。
プロセッサ | Intel(R)Celeron® CPU B815@ 1.60 GHz |
実装 RAM | 6.00 GB |
SSD | 256GB |
システムの種類 | 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ |
エディション | Windows 10 Home |
バージョン | 22H2 |
Ubuntu 23.04日本語 RemixインストールDVDでインストールする
今回は、雑誌「日経Linux2023年7月号(日経BP社)」の付録「Linux付録冊子特選6冊入りDVD」を利用してインストールする。
新規SSDにインストール
新たにインストール用SSDを準備した。※取り扱う際には静電気には気を付けていただきたい。
電源アダプタを外し、ノートパソコンを裏返して、安全確保のためバッテリーを外す。
SSDを交換するため、ねじを外してふたを開ける。
精密ドライバーを用意するとスムーズに作業できる。
交換前のSSDの状態である。元に戻すので必ず確認しておいていただきたい。
新しいSSDをブラケットに収めて元に戻す。
- PCの電源ボタンを押す。
- すぐに[F2]キーを数回押す。
- BIOSセットアップが起動する。
- DVDから起動できるように起動順序を変更する。(上図参照)
- 設定が終わったら、保存して終了する。
- パソコンが再起動してDVDから再起動する。
※再起動の前にDVDドライブを操作して、インストール用のDVDをセットしておくこと。
Ubuntu 23.04日本語 Remixのインストール手順
矢印キーで「Ubuntu 23.04日本語 Remixをインストールする」を選択する。
画面を下にスクロールして、「日本語」が選択されていることを確認し、「Ubuntuをインストール」をクリックする。
「Japanese」を選択して「続ける」をクリックする。
「その他のオプション」はすべて選択して「続ける」をクリックする。
「ディスク」を削除してUbuntuをインストール」を選択して、「インストール」をクリックする。
インストールを進めてよいか確認のメッセージが表示される。「続ける」をクリックする。
「Tokyo」が選択されていることを確認して「続ける」をクリックする。
作成するアカウント情報を入力して「続ける」をクリックする。
インストールが開始される。
- しばらく待つ(パソコンのスペックによるが、筆者の環境では20分くらいであった。)と、「インストールが完了しました」のメッセージが出る。
「今すぐ再起動する」をクリックする。
- このあと黒い画面に切り替わって、システムのメッセージが流れたのち、インストールDVDが自動で出てくるので取り出す。
- すぐに[F2]キーを数回押す。
- BIOSセットアップが起動します。
- SSDから起動できるように起動順序を変更する。
- 設定が終わったら、保存して終了する。
- PCが再起動して、「Ubuntu」が起動する。
これで、Ubuntuが使えるようになった。
これから、このパソコンを使って、各種設定を検証していくことにする。
コメント