基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施し、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が認定する国家試験である。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートする方のIT基礎力を問う試験で、「ITエンジニアの登竜門」とも呼ばれる。
「基本情報技術者試験」の試験範囲は、IPAのWebサイトに掲載されているシラバスに明記されている。
試験は、「科目A」で、知識を問う小問題と、「科目B」で、技能を問う小問題に分けて行われる。
科目Aと科目Bの両科目で合格点を取らなければ、基本情報技術者試験の合格とはならない。
それでは、基本情報技術者試験(科目A)のサンプル問題にチャレンジしてみよう。
サンプル問題(科目A)
問29
PC とWeb サーバがHTTP で通信している。PC からWeb サーバ宛てのパケットでは,送信元ポート番号はPC 側で割り当てた50001,宛先ポート番号は80 であった。WebサーバからPC への戻りのパケットでのポート番号の組合せはどれか。
正解:ア
ポート番号
TCP/IPのネットワークでは、IPアドレスで通信相手のコンピューターを特定する。そのコンピューター上では、複数のアプリケーションが動作している。ポート番号は、通信相手のコンピューター上で稼働しているアプリケーションを識別する番号である。
0から65,535までのポート番号が割り当てられており、そのうち、0から1,023まではウェルノウンポートと呼ばれ、特定のアプリケーションのために予約されている。
20 FTPデータ転送
21 FTPデータ制御
25 SMTP
53 DNS
80 HTTP
110 POP3
本問では、
PCからWebサーバへのパケットでは、送信元ポート番号は50001、宛先ポート番号は80である。
WebサーバがPCに送る戻りのパケットでは、送信元ポート番号は80、送信先は、50001となる。
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