基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施し、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が認定する国家試験である。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートする方のIT基礎力を問う試験で、「ITエンジニアの登竜門」とも言われる。
「基本情報技術者試験」の試験範囲は、IPAのWebサイトに掲載されているシラバスに明記されている。
試験は、「科目A」で、知識を問う小問題と、「科目B」で、技能を問う小問題に分けて行われる。
科目Aと科目Bの両科目で合格点を取らなければ、基本情報技術者試験の合格とはならない。
それでは、基本情報技術者試験(科目A)のサンプル問題にチャレンジしてみよう。
サンプル問題(科目A)
問11
メモリのエラー検出及び訂正にECC を利用している。データバス幅2nビットに対して冗長ビットがn + 2 ビット必要なとき,128 ビットのデータバス幅に必要な冗長ビットは何ビットか。
ア 7
イ 8
ウ 9
エ 10
正解:ウ
2nビットと128ビットの関係を考えると、「27ビット = 128ビット」とわかる。
すると、n=7とわかる。2nビットに対して冗長ビットがn + 2 ビット必要なので、27ビット には「7 + 2 = 9ビット」が必要とわかる。
ECC(Error Correcting Code)
パリティチェックよりも信頼性の高いエラー訂正機構である。ECC対応のメモリモジュールは、メモリ内のデータのエラーを検出したり、自動的にエラー訂正ができる。信頼性が求められるシステムに利用できる。
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