基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施し、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が認定する国家試験である。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートする方のIT基礎力を問う試験で、「ITエンジニアの登竜門」とも言われる。
科目Aと科目Bの両科目で合格点を取らなければ、基本情報技術者試験の合格とはならない。
それでは、基本情報技術者試験(科目A)のサンプル問題にチャレンジしてみよう。
サンプル問題(科目A)
問5
2 分探索木になっている2 分木はどれか。
正解:イ
木構造とは
木構造(きこうぞう)とは、階層構造を持つデータ構造である。
木構造は植物の木を逆さにしたような形をしている。
下の左図の〇で表される箇所を「節」という。節の中で、最上位の節を「根」と呼び、末端の節を「葉」と呼ぶ。
木構造の節同士には親子関係がある。分岐元を「親」、分岐先を「子」という。(右図参照)
木構造の中でも、親が0から2個の子を持つ木構造を2分木という。
2分探索木
2分木の中で、親子の値が次の関係になっているものを「2分探索木」という。
左の子孫 < 親 < 右の子孫
※子孫とは、親よりも下にあるデータという意味である。
設問で検討してみると、
この要件を満たしているのは「イ」となる。
左から順に 10、14、16、17、18、19 となっている。
(参考)【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集
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