基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施し、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が認定する国家試験である。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートする方のIT基礎力を問う試験で、「ITエンジニアの登竜門」とも呼ばれる。
「基本情報技術者試験」の試験範囲は、IPAのWebサイトに掲載されているシラバスに明記されている。
試験は、「科目A」で、知識を問う小問題と、「科目B」で、技能を問う小問題に分けて行われる。
科目Aと科目Bの両科目で合格点を取らなければ、基本情報技術者試験の合格とはならない。
それでは、基本情報技術者試験(科目A)のサンプル問題にチャレンジしてみよう。
サンプル問題(科目A)
問24 関係モデルにおいて表X から表Y を得る関係演算はどれか。
ア 結合(join) イ 射影(projection)
ウ 選択(selection) エ 併合(merge)
正解:イ
データベースとは
一定の規則に従って関連性のあるデータを蓄積したもの。
関係モデル
データの関係を集合論などの数学モデルで表現したもの。
関係データベース
行と列から構成される2次元の表で表現されるデータベースである。
データ操作
関係演算
関係演算は、関係データベースの表から目的のデータを取り出す演算である。以下のデータ操作ができる。
射影(projection) 表の中から特定の列を抽出する
選択(selection) 表の中から条件に合致した行を抽出する
結合(join) 二つ以上の表を結合して、一つの表を生成する
設問では列が抽出されているので、「射影」である。
ちなみに、「併合」という演算はない。
コメント