Javaの特徴
一度書けば、どこでも実行できる「Write Once,Run Anywhere」
Javaで作成したプログラムは、Javaが動作する環境であれば、基本的には、どこでも動きます。
Windows用、Mac用、Linux用に別々にプログラムを作る必要がない。
C言語やC++に似た構文
Javaの文法は、C言語やC＋＋を参考に作られている。これらのプログラミング言語の経験者は、比較的容易にJavaに移行できる。
強い型付け
プログラムでは、数多くのデータ型を扱う。各種の演算などの際、許さないものや曖昧なものは、Javaの開発ツールで厳密にチェックされるので、信頼性の高いプログラムを作成できる。
オブジェクト指向プログラミングのサポート
オブジェクト指向プログラミングをサポートしているので、品質の高いソフトウェアを効率よく開発できる。
無数のライブラリ
画面への文字表示、図形の描画、ネットワーク制御などの機能の基本部分が、API（プログラムの部品の形態の一種）のライブラリ（部品の集まり）として提供される。
APIを利用すれば、目的の処理を容易に行える。
ガーベジコレクションによる記憶管理
多くのプログラミング言語では、不要になった「オブジェクト（変数のようなもの）」の解放の管理には細心の注意を要求される。（C言語など）
Javaでは、オブジェクトの解放処理が自動的に行われる。
例外処理
予期せぬエラーなどの例外的な状況に遭遇したときの対処をスマートに行える。
平行処理
一つのプログラム内で、複数の処理を同時並行的に実行できる。
パッケージによるクラスの分類
Javaのクラス（データと手続きをまとめたプログラムの部品）は、パッケージごとに分類できるようになっている。
Java学習のメリット
「基本情報技術者試験」の「科目B」で出題される「疑似言語」は、「Java」、「Python」に似ているので、この試験の受験をお考えなら、「Java」を学習するメリットは大きいと言える。
今回は、初心者向けの「Java」の基本書をご紹介する。
「新・明解Java入門 第2版 柴田望洋 (著) SBクリエイティブ 以下本書という」である。
新・明解Java入門 第2版
本書の特徴は以下の通りである。
やさしく語りかける解説、スッキリ分かりやすい図表268点、適切なサンプルプログラム302編で、Javaの基礎からオブジェクト指向プログラミングまでを完全マスターしよう。
■主要目次
第1章 画面に文字を表示しよう
Amazonの本書の紹介ページ
第2章 変数を使おう
第3章 プログラムの流れの分岐
第4章 プログラムの流れの繰返し
第5章 基本型と演算
第6章 配列
第7章 メソッド
第8章 クラスの基本
第9章 日付クラスの作成
第10章 クラス変数とクラスメソッド
第11章 パッケージ
第12章 クラスの派生と多相性
第13章 抽象クラス
第14章 インタフェース
第15章 例外処理
第16章 文字と文字列
本書を参考にして、Javaでプログラミング学習を始めてみてはいかがであろうか。
パソコンは市販のアプリケーションを使うだけでないことが実感できるだろう
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