これまでに、printf(“出力したい文字列”)という命令文の例をみてきた。
printf("5 + 4 = %d\n",5+4);
とすると、%dの部分にカンマ(,)の後ろの数値(5と4を足した結果)が埋め込まれて、「5 + 4 = 9」という文字列が出力される。
ただし、埋め込む数値は整数でなければならない。
埋め込みたい数値が、小数点を含む場合は、%fを使う。
printf("5.73 - 1.24 = %f\n",5.73 - 1.24);
下記の例では、これまでに紹介した方法を使って、文字列の中に数値を埋め込んで出力している。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("5 + 4 = %d\n",5+4);
printf("5.73 - 1.24 = %f\n",5.73 - 1.24);
printf("今年は、西暦%d年である。\n",2023);
}
実行結果は下記の通りである。
5 + 4 = 9
5.73 - 1.24 = 4.490000
今年は、西暦2023年である。
%dの箇所に整数が、%fの箇所に小数点を含む数が埋め込まれている。
小数点を含む数値に対しては、出力される桁数が多いので、変換指定を「%.桁数f」とすることで、小数点以下何桁目まで出力するか制御できる。
例えば、「%.2f」とすれば、小数点以下2桁まで出力され、「%.5f」とすれば、小数点以下5桁まで出力される。
先の例で小数点以下の例で下記のようにすると、
printf("5.73 - 1.24 = %.3f\n",5.73 - 1.24);
出力は下記のようになる。
5.73 - 1.24 = 4.490
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