これまで、C言語で作成するプログラムコードの構造を学び、「Hello,World」と表示するプログラムを作成し、実行した。
「Hello,World」と表示するプログラムは、より正確には、「Hello,World」という文字列を標準出力に出力するプログラムである。
文字列とは、「A」のような文字が1つ以上連なってできる文字の列のことである。
例えば、「ABCDEFG」、「あいうえお」は文字列である。
標準出力は「文字列を送り出す先」である。「Microsoft Visual Studio」でプログラムを実行すると、デバッグコンソールが標準出力となる。
本ブログでは、「Visual Studio Code」を利用して、プログラムはターミナルで実行している。
コンソールと呼ぶこともある。コンソールとは、キーボードからの入力でコンピュータに命令し、その結果を文字列で表示するプログラムの総称である。
Windowsの「コマンドプロンプト」やmacOSの「ターミナル」などはコンソールで、これらも標準出力となっている。
UNIXでは,カーネルと直接対話する装置をコンソールと呼び,外部ネットワークから接続する装置をターミナルと呼ぶ。
(技術評論社のWebサイト)
コンソールへの出力はプログラムの基本的な動作の一つである。
プログラムコードには、printf(“出力する内容”);という命令文を記述する。
printfのように、特定の処理を行うもののを関数(かんすう)と呼ぶ。
「こんにちは!」という文字列をコンソールに出力するには、出力する文字列をダブルクォーテーション(”)で囲んで記述する。
printf("こんにちは!");
この命令文を実行するためのプログラムコード「konnichiha.c」は以下の通りである。
なお、「こんにちは!」の後ろに\nをつけることは、改行させることができる。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("こんにちは!\n");
}
実行結果は以下の通りである。
こんにちは!
\は開発環境によっては、¥と表示されることがある。
(参考)C言語 新版 ゼロからはじめるプログラミング 三谷 純 (著) 翔泳社、新・明解C言語 入門編 第2版 柴田 望洋 (著) SBクリエイティブ
コメント